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──「そしてぼくの想像は、どんな面においても、当局に逆らうためのものではありません」(「ほんとうの死」)
──「ぼくが生まれた日、父は喜びのあまり泣いた。その喜びは、ぼくが長丁場の出産を生き延びたと知ってのものではない。あるいは、ぼくが五体満足でなんの障がいももたずに生まれてきたと知ったからでもない。父は、ぼくが男だと知って喜んだ」(「別れのあと」)
タイの若手作家ふたりの短篇を1作品ずつ翻訳。幻想文学の旗手サムット・ティータットの「ほんとうの死」は、創作の自由を体制に奪われた詩人の葛藤と絶望を描くSF的な作品です。東南アジア文学賞作家ナリッサポン・ラックワッタナーノンの「別れのあと」は、中華系の家庭の伝統や構造と個人の生のあいだで翻弄される人々の姿を描きます。絶望の時代に、命を賭して光を探すような作品群。
シリーズ「はじめてのタイ文学」2025。A5サイズ、全44頁(含表紙)。 福冨渉訳。
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